傷の補修を進めている。
傷がある箇所をぞれぞれに丁寧に研磨して、傷により発生した作品表面の段差をなだらかにする。その後にウレタンクリア(表面を艶出しするための塗料)をスプレーガンで塗装する。
浅い傷であればこれで傷が見えなくなる。その後、ウレタンクリア(以下、クリア)の塗装と研磨作業を何度か繰り返して、傷の凹みを埋めて表面を平滑にすれば、一箇所ごとに補修完了となる。
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左耳の後ろ。クリアで傷が見えなくなった部分もあるが、何箇所かは傷が残ってしまった。赤色の再塗装が必要になる。(画像はクリアを吹いた状態)
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右耳の後ろ側部分。ここは比較的浅い傷だったので、クリアで傷は見えなくなった。
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左耳前側部分。ここもクリアでは傷が消しきれなかった。白色部分にマスキングをして、赤色の再塗装が必要になる。
写真ではわかりづらいが、一見浅い傷に見えても、赤色のカラー層を超えて下地のベースホワイトの層まで傷が達してしまっている箇所が多い。
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左手部分。この箇所は傷が深く、FRP層まで達してしまっているので、一度パテを充填して凹みを埋める。ここは繰り返しの作業が必要になる。
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右手と後頭部の接触部分。この箇所は傷が深く、クリアでは消せないので、赤色を塗装しなければならない。色の切り替わり部分になるので、マスキングをして再塗装する必要がある。一旦保留。
傷の研磨作業。白色の箇所は傷の確認のためにライトを当てて研磨を進めていく。傷を慣らすように、深く削りすぎないように確認しながらの作業を繰り返していく。